メカニック」カテゴリーアーカイブ

ハブがゴリゴリ!!

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何度目かの登場、EQUINOXホイール。「回転が凄く重い」ということで持って来られました。

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中を確認してみました。ハブの中の2つのベアリング、そして、フリーハブ内の2つのベアリング、計4つが全てゴリゴリな状態。そら重いわ…

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全バラでベアリングを交換します。フリーハブ内のベアリングが”15267”という型番で、少し特殊なベアリングです。ハブ内のベアリングは68026902と一般的なもので、こちらは非接触型に交換しました。ハブのセラミックベアリング化も承っています。

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ハブ周りのメンテナンスには専用工具や深い知識が必要で、なかなかセルフメンテナンスできない部分です。

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修理完了!!ハブの回転は元通りスムーズに生き返りました。さらにチューブラータイヤを一度剥がし、増し締め、振れ取り、センター出しを行い、仕上げにホイールバランサー。やれることは全てやらせていただきました。

松木

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お悩み解決!! ブレーキレバーに指が届きやすくする方法

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手の小さい方に多い悩みが「ブレーキレバーの遠さ」。特に下ハンドルを持った時に、レバーが遠すぎて指が掛かり辛いというのがあります。その解消方法をご紹介します。

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10速レバーの場合、赤色で示すようにゴムのスペーサーを挟むことでレバーをハンドルに近づけることができます。しかし、シマノ純正品のスペーサーは10mmまでしか出ておらず、このスペーサーを入れても、まだ遠いと感じる方もいます。

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そのような場合、スペーサーの先にさらにゴム板を貼り付けると、よりレバーに近づけることができます。これはDIY的な作業になります。

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下がゴム板を貼り付けた後です。下ハンドルにレバーが5mm程近づき、指が届きやすくなったと思います。もちろん貼り付けるゴムの厚さを調整すれば、もっと近付けることも可能です。

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11速レバーの場合、構造が少し違います。フード内部のネジを締め、ネジの先端でレバーを上から押すことによって、レバーをハンドルに近づけます(イモネジは間違いです…)。ただ、このネジも完全に締め切ってしまったら、それ以上近づけることはできません。

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そんな場合、長いネジに交換すれば、よりレバーを近づけることができます。左が元のネジ、右が長いネジ。

”ハンドルとレバーの距離”は自転車を自在に操るうえで非常に重要です。上記を参考に自分が握りやすい位置に調整してみてください。

松木

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LOOK 586をオーバーホールしました

先日、お客様よりオーバーホールのご依頼を受けました。

一見すると、オーバーホールの必要がないほどピカピカの状態でしたが、何年もオーバーホールしていないとのこと…

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普段、手の届かない部分には、かなりの汚れが溜まってしまっていました。これでは摩耗パワーロスにつながってしまいます。

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綺麗に取り除き、コンプレッサーで完全に除去しました。

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また、左BBのベアリング完全に死んでおり、歯車を回しているような状態でした。圧入されている状態とは違い、外した後にベアリングを触ってみるとスルスル動きます。ちょっとした傷や摩耗が、圧入時には大きな抵抗を生むということです。

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コスパと回転の良い非接触型6805番。マビックホイールの打ち替えによく使用するベアリングです。この外側にゴムシールが付き、さらにグリスアップもしておけば、シール性には問題ありません。

あとは、ワイヤーも必要に応じて交換しました。

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チェーンの洗浄、注油後に欠かせないのがパウダー潤滑剤。このように私ならではのチューンも所々させてもらっています。新車よりも良い状態を目指して工夫している次第です。

オーバーホールの工賃ですが、当店他店購入にかかわらず、基本料金20,000~30,000円程度です。そこから交換したほうがいいパーツをご提案します。

納期は3日~7日ほどで随時承っています。

松木

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【ガラスコーティング】フレームに”鎧”を纏う

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先日開始しましたガラスコーティング。大変ご好評いただいております。

【ガラスの鎧・甲冑】ガラスコーティングサービス開始します。

マットブラックのCERVELO S5に施工した例を見てみましょう。

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BEFORE

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AFTER

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黒色の深みがかなり増しました。ガラス皮膜は極薄のため、マットの質感は残ります。

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ハンドルにも施工してみました。上が施工前、下が施工後。鎧&甲冑のWコートで、ツヤが強めに出ます。甲冑にはワックス効果があり、滑りやすくなるのも特徴です。

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鎧を施工すると、からフレームを強固に守ります。水ぶきで汚れが落ちるようになり、清掃メンテナンスが格段に楽になるのが非常に嬉しいところ。

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鎧に関してはモース硬度7~9の硬さを持ちます。石膏やヒトのツメが2程度。一般的なガラスが5。ガラスの鎧7~9とはトパーズに相当する硬さです。

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■フレーム
→ガラスの鎧or甲冑 5,000円/Wコート 8,000円
■新車完成車 or ホイール※ブレーキ面をマスキングして施工
→ガラスの鎧or甲冑 6,000円/Wコート 10,000円
■中古完成車※汚れを除去した後に施工(状態によっては難しい場合もあります)
→ガラスの鎧or甲冑 10,000円/Wコート 15,000円

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TREK SPEED CONCEPTを輝かせる!!

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TREK スピードコンセプト。当店で購入していただいた車体で、久しぶりの里帰りです。シーズンが終わり、「必要なところをメンテナンスをして欲しい」と持って来られました。

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練習やトライアスロンで使用され、随分と汚れてしまっていますね。汗や塩水で、ネジに所々サビが出てしまっています。

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汚れを徹底的に落としました。そして、ガラスコーティング”ガラスの鎧”を施工。

※ガラスの鎧に関しては詳しくはこちら

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鏡面仕上がりです。

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ネジも新調。トップチューブのネジは錆びにくく、見た目にも合う黒アルマイトのものに変えました。
  P_20151212_111517[1]P_20151212_111527[1]  ハンドル回りに使用される付属の皿ネジは、”なめやすい””錆びやすい””外れにくい”の三拍子揃った性質を持っています。なので、ステンレスネジに交換しておきました。

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これで来シーズン、気持ち良くスタートしていただけると思います。

松木

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【ガラスの鎧・甲冑】ガラスコーティングサービス開始します。

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自転車用クリスタルコート「ガラスの鎧」などを使用したフレームへのガラスコーティングサービスを開始します!!

ガラス状の極薄い被膜を形成することで撥水性が高まり、汚れが付きにくくなります。また、付いたとしても濡れた布で簡単に落ちるので、フレームのメンテナンスが格段に楽になります。

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酸性雨に対する耐性テスト。

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撥水性のテスト。

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ほとんどの汚れを水ぶきで簡単に落とせるようになり、手入れも楽になります。

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コーティングは2種類。「ガラスの鎧」(左)と「カガミの甲冑」(右)です。

「ガラスの鎧」は、鉛筆硬度7~9H(通常の塗装は2~3H)もの硬さになるのが特徴で、小さなキズが非常に付きにくくなります。こちらが標準のコーティングとなります。ツヤ消し塗装に施工した場合、ツヤはほとんど出ずに、ツヤ消しの色の深みが増します。

「カガミの甲冑」は、ガラスの鎧よりも撥水、撥油性能が高く、ワックス仕上げのようになるのが特徴です。超離形性能があり、空気抵抗を低減する効果も期待できるそうです。鎧よりはツヤが出ます。

「ガラスの鎧」のコーティング後に、「カガミの甲冑」を重ね塗りする”Wコート”により、”ガラスの鎧の高硬度”と”カガミの甲冑の超撥水・撥油性”を併せ持つ最強のフレーム表面に仕上がります。

「ガラスの鎧・甲冑」は、テストでは5年以上効果が持続しています。また、極薄皮膜のため、塗装に追従するので割れたりすることはなく、重量増も3g以下に抑えられるそうです。

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「ガラスの盾」というコーティングもあります。ガラスの鎧専用に作られたワックスで、こちらは一般販売(50ml、税込2,700円)しております。塗布後すぐにガラス系の被膜を作ります。ガラスの鎧だけでは、表面が”キュッキュッ”とした仕上がりとなりますが、ガラスの盾を塗ることにより、ツルツルでツヤのある仕上がりとなります。半年を目安に施工し直します。

施工代金は以下の通りです。

■フレーム
→ガラスの鎧or甲冑 5,000円/Wコート 8,000円
■新車完成車 or ホイール※ブレーキ面をマスキングして施工
→ガラスの鎧or甲冑 6,000円/Wコート 10,000円
■中古完成車※汚れを除去した後に施工(状態によっては難しい場合もあります)
→ガラスの鎧or甲冑 10,000円/Wコート 15,000円

松木

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【ホイールバランサー】ZIPP 303の場合

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ZIPP 303のホイールバランスを取りました。

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リム幅28mmのFIRECREST(ファイアークレスト)ではない旧モデルです。

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ハブも現行品と異なります。

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現行品は、新設計の77177ハブというものが組み付けられています。数字は重量でしょうか?

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前輪には、バランスウエイトを17.3g。少なく見えるのは、見た目上の問題で重ね張りしているからです。

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後輪には13.2g貼りつけました。後輪に関して、ハブにかなりのガタがありましたので、玉当たりに必要な壊れたネジをどうにか緩め、玉当たり調整をして新しいネジに入れ替えました。バランサーと玉当たりで、走行中の振動がかなり軽減されると思います。

 

前後3,000円(片輪1,600円)で受け付けています。30分程度で施工できます。ホイールのウエイトバランスを取ることにより、高速巡行速度が上がる乗り心地が良くなる路面のブリップ力が上がる、など様々な効果が期待できます。ディープリムほど効果が高いです。ぜひお試しください。

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【ペダリングモニター】アップグレードキッドを試す。

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PIONEER SGY-KT910。ペダリングモニターセンサーとフレームのクリアランスを広げるためのパーツです。クリアランスのシビアなTTバイクなどで役立つことがあります。私の走輪号に付けているペダリングモニターセンサーで、どのようなものか試してみました。ちなみに、最近のペダリングモニターには標準装備されていますので必要ありません。

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新旧比較。左が新型、右が旧型です。旧型は、インナーチェーンリングの外側にセンサーパーツの一部が付くような構造です。対して、新型はインナーとアウターの間にセンサーパーツが綺麗に納まりまっています。

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新型のインナーを取り外した状態。

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縦から見ても、センサーパーツの飛び出しは一切ありません。

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左センサーの電池の蓋もマイナーチェンジ。左が旧型、右が新型。

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旧型は凸レンズ形状ですが、新型は平面です。1mmほどの違いですが、これだけの違いで取り付けできる、できないが決まることがあるので、重要な違いです。

ペダリングモニターの取り付け干渉問題にお悩みの方はご相談下さい。

松木

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スポークのカラーチェンジ

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GIANT IDIOMのスポークを黒から赤へ。

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先日、こちらの記事でご紹介したカラースポークを使います。スポークカッターを使用し、適切な長さにカット。ネジ切ってスポークの準備をします。

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組み換えました。

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車体に合っていますね~。

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前後工賃8,000円で組み換えいたします。全色使ってカラフルに・・・なんてのもありかもしれませんね♪

松木

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Di2ケーブルの配線処理

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今回のご依頼は、外付けしている電動コンポの配線処理。

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バッテリーは本来この位置ではありません。ボトルケージのネジ穴に共締めするのが正しいのですが、ツーボトルにすると、スペースがなくなってしまうからです。

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そこでこれを使います。”SM-BA1”

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シートチューブ側のボトルケージを上にオフセットさせます。すると、バッテリーの納まるスペースが生まれます。

バッテリーはこれで解決。続いて、長さの余ったケーブルと露出したジャンクションBを綺麗にしていきます。

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BB下には、使用していないワイヤーガイドが付いたまま。これを外付け用のジャンクションBに交換します。

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このようになりました。全体的にケーブルが長めで、うまくまとめるのに一苦労しました。

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ジャンクションBからフロントディレイラーへとつながるDi2ケーブルの通り道に、インナーワイヤー用の穴を使用できました。プチ内蔵。

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STIレバーからジャンクションAへのDi2ケーブルも長めでしたので、

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一度バーテープをほどいて必要最低限の露出に抑えました。

これでケーブルの処理も完了です。

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Before、

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After。

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別アングルからの見た目も問題ありません。

 

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OH(オーバーホール)!!

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お客様のロードバイクのメンテナンスをしました。外見上は綺麗ですが、2年ほどオーバーホールはしていなかったそう。

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ワイヤーに錆やほつれが・・・。引きの重さや、変速の不調の原因はこれですね。

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普段は見えない部分にも、グリスの腐植や錆がありました。洗浄、交換しました。

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プーリーとヘッドベアリング。回転部分は汚れていると、激しく劣化していきます。当然、走りは重く、寿命も短くなります。洗浄の後、グリスアップします。

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サドルにも長年の汚れが染み付いていました。左側が洗浄後。

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ピカピカなのは気持ちいいですね!! 最後は、丁寧に組みつけていきます。

定期的なOHは、本来の性能を発揮するために必須です。作業料金や必要時間は状態によりますので、気になる方はご相談ください。

松木

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SCICONエアロコンフォートプラスのキャスターを交換しました

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トライアスロンのハイシーズンの今、全国から時々ご依頼をいただきます。作業内容に関して、詳しくはこちら

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純正はベアリング受けが脆弱で、重さに耐えきれずに開き、中の玉はどこかへ行ってしまいます。キャスターを取り付けるナットも全体的に緩んでいました。新しいキャスターを取り付ける際は、ナット部分に緩み止め剤を塗っています。

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純正よりもスムーズかつ頑丈に仕上がります。キャスター代込みの代金は7,200円で承っています。

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クイックを締めると回らない?KSYRIUM ELITEの非接触ベアリング化

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「後輪がクイックリリースを締めると、回転が重くなる」ということで、KSYRIUM ELITE非接触ベアリング化のご依頼です。

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クイックリリースがスピードマグネットの受信機となっています。面白い発想ですね。

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作業開始。前輪のベアリング6001(28×12)

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ドライブ側フリーハブには608(22×8)反ドライブ側6903(30×17)。後輪に関しては、このサイズの組み合わせが一般的なようです。

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後輪のパーツ達。失くさないように要注意です!!

 作業後の動画。触れ取り台でクイックを締めた状態です。構造的な問題点も解消し、回転の重さはすっかりなくなりました。

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LOOKペダル、カーボンバネの交換方法

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ルックのビンディングペダルは、スプリングにカーボンバネを使用しています。このカーボンバネの弾性で、固定の硬さが決まります。黄色(12Nm)が普通、赤(16Nm)が硬い、青(20Nm)が凄く硬い。今回、から黄色に交換します。

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先にネタバレしますが、このような構造です。それでは交換しましょう。

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ペダルのカカトの左右にトルクスネジがあります。外側がT10、内側がT8です。T10を挿して供回りを防ぎつつ、T8のほうのネジを緩めていきます。T8というのはかなり珍しいサイズですね。

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すると、緩んでネジの頭が出てくるので、ここを軽くプラハンで叩くと、

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反対側のネジの頭が出てきます。

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これを引っ張って抜き取ります。この長い金属がシャフトとなっているのですね。

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すると下のパーツが外れるので、カーボンプレートもフリーとなります。

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取り出しました。万が一、カーボンテンションスプリングが割れたとしても、このように交換可能というわけです。ちなみに、外側に細いカーボンバネが挿入されている旧型のタイプでも同じです。

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黄色と比較。手で曲げようとすると、黄色わずかにタワみますが、まったくタワむ感じがしませんクリートを外すのも結構大変です。

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黄色のカーボンバネに入れ替え、元に戻して完了です。

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MAVICホイールから爆音!!??

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 峠を下っている時、脚を止めると爆音がするということでお預かりしました。かなり初期のKSYRIUM SLです。

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爆音の発生源はフリーハブです。かなり長いことノーメンテナンスだったようで、グリスがカサカサ、真っ黒になっています。こうなると、「ラチェットの爪」もしくは「ゴムシールのフラップ」から爆音が鳴ります。部品が壊れたとかではないので、洗浄&グリスアップで直ります。

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同時に非接触ベアリング化。ドライブ側とフリーハブには608(22×8)、反ドライブ側は6903(30×17)MAVICホイール、ハブベアリングの『非接触ベアリング化』について、詳しくはこちら

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続いて前輪。サビが回ってしまっていました。

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 なるべくサビを除去した後、非接触ベアリングに打ち替えます。サイズは6901(24×12)

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元が元なだけに見違える回転力となりました。爆音は、ハブのメンテナンスを求める悲鳴だったのですね。

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【ホイールバランサー】WH-RS21の場合

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シマノのWH-RS21ホイールバランスを取りました。ホイールバランサーに関して詳しくはこちら。前後3,000円(片輪1,600円)で受け付けています。30分程度で施工できます。

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シマノの中で下から2番目のグレードです。にも関らず、ハブやスポークの形状は最上位ホイールとほぼ同じ。平地の伸びは持っていそうなホイールですね。

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面白いのは、これがローラー台用に使っているホイールだということです。タイヤもコンチネンタルの”HOMETRAINER”。外履き不可のタイヤです。

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バランスウエイトは、バルブ近くに1.8gを貼りつけました。

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至高の一台!! CERVELO S5を納車整備しました

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CERVELO S5を納車しました。私自身、S5は旧、新と乗り継いでおり、特徴から乗り味、組立まで熟知した車体であります。旧モデルと比べ、

・フレーム設計とカーボン素材を見直し、エアロ効果と軽量化を向上
・フレームクリアランスを広げ、26mmまでの太いタイヤに対応
・フォーク・BBの剛性が上がり、加速がより鋭く

などなど、確実に進化しております。また、よりポジションが出しやすく、構造的に傷つきにくいフレーム形状となっています。

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ペダルはエアロフレームとマッチするLOOK KEO BLADE2

コンポーネントはアルテグラDi2。クランクのみ持ち込みのDURA-ACE

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ちなみにDi2バッテリーはというと、ここに内蔵されています。ダウンチューブのBBに近い位置。

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専用台座にタイラップ締めをし、

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六角レンチで突っ込んで、フレームの外からネジ止めする仕組みです。

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ハンドルは3TのAERONOVA

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BONTRAGERのエアロハンドルと違い、肩の下がった有機的な形状に人気があります。ケーブルの取り回しも無理がありません。

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ホイールはカンパニョーロのBORA ONE 50S5には問答無用でディープリム!!平地の高速巡航に、より一層磨きをかけます。

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快適性軽量性をも兼ね備えた究極のエアロロードバイク。きっと気に入っていただけると思います。

松木

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こんじきの最終兵器!! 『TNI アルミコグ ゴールド』を取り付けました

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アルミコグについて詳しくはこちら

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内部は見事にガランドウ。フリーハブの外と内のみでギアを触れます。アルミフリーハブとの組み合わせだと、ギアの食い込みが少し気になりそうな…。

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11枚すべて一体となっています。一枚ずつはめていく、という作業が省けて何気にイイですね。

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実測重量は112.7g。アルテグラの半分以下です。

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肝心の変速性能はというと…

”まったく問題ありません”

取り付け後に試乗させてもらいました。シマノ純正に僅かに劣る感覚はあるものの、予想していたよりも遥かにスムーズに変速し、一切のストレスを感じませんでした。刃先の造りを見ると、変速しやすい加工が施されており、変速ポイントも確認できます。

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何よりも惚れたのが、変速時の音。一体型で中が空洞、さらにはアルミ素材により”パッキーン”と響くような独特の変速音を発します。美しい見た目からパーツとしての機能にいたるまで、非常に完成度の高いパーツです。

松木

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大阪市西区南堀江3-9-18
電話番号 06-6626-9929

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LOOKのペダルを分解する方法

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私の”走輪号”に付けているルックのペダル軸を取り外してみます。

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軸の取り外し方は簡単。19mmのメガネレンチを使って緩めるだけです。緩めるナットは樹脂製かつ、六角形とは少し異なる形をしており、ナメやすくなっています。19mmのメガネレンチをケチって別の工具で代用しようとすると、大概この”ナメる”失敗をしてしまいます。

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構造はいたってシンプル。ペダル奥にニードルベアリングがあり、軸を受けます。

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軸のほうにもカートリッジベアリングが2個挿入されています。LOOKの場合、ペダル側のニードルベアリングと、軸側の2個のカートリッジベアリングでペダルは回るのですね。

ちなみに、元々のグリスはニードルベアリングを受ける部分にのみ塗布されていました。そこ以外にも薄く塗っておいたほうが良いでしょう。

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右ペダルを分解するなら、緩めるナットの形は左よりもギザギザしていますが、使用する工具は同じ19mmメガネレンチ逆ネジになっていることには注意しないといけません。

 

松木

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KSYRIUM SLとR-SYSの非接触ベアリング化

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MAVICホイール、ハブベアリングの『非接触ベアリング化』について、詳しくはこちら

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「後輪2本をOHしたい」 ということでご依頼を受けしました。ただ、元の状態がそこまで悪いとは思えず、非接触ベアリングをオススメいたしました。

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まずはハブをばらします。右上の小さいワッシャーとフリーボディの爪は失くしやすいので要注意!!

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プーラーでベアリングを抜きます。

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R-SYSのドライブ側フリーハブには608(22mm×8mm)反ドライブ側6901(24×12)。モデルによっては、ドライブ側とフリーハブのベアリングに22×9という特殊なベアリングが使用されている場合があり、一部非接触化できないこともあります。ただ、セラミックベアリング化はできます。

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代わりに非接触ベアリングを圧入していきます。

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元の状態よりもかなり滑らかに回転するようになりました。

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同時にもう一本。KSYRIUM SL。ドライブ側とフリーハブには608(22×8)、反ドライブ側は6903(30×17)

 抵抗の少なさがよく分かりますね。1万程度でできるカスタムとして非常にオススメです。

松木

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