手の小さい方に多い悩みが「ブレーキレバーの遠さ」。特に下ハンドルを持った時に、レバーが遠すぎて指が掛かり辛いというのがあります。その解消方法をご紹介します。

10速レバーの場合、赤色で示すようにゴムのスペーサーを挟むことでレバーをハンドルに近づけることができます。しかし、シマノ純正品のスペーサーは10mmまでしか出ておらず、このスペーサーを入れても、まだ遠いと感じる方もいます。

そのような場合、スペーサーの先にさらにゴム板を貼り付けると、よりレバーに近づけることができます。これはDIY的な作業になります。

下がゴム板を貼り付けた後です。下ハンドルにレバーが5mm程近づき、指が届きやすくなったと思います。もちろん貼り付けるゴムの厚さを調整すれば、もっと近付けることも可能です。

11速レバーの場合、構造が少し違います。フード内部のネジを締め、ネジの先端でレバーを上から押すことによって、レバーをハンドルに近づけます（イモネジは間違いです…）。ただ、このネジも完全に締め切ってしまったら、それ以上近づけることはできません。

そんな場合、長いネジに交換すれば、よりレバーを近づけることができます。左が元のネジ、右が長いネジ。

”ハンドルとレバーの距離”は自転車を自在に操るうえで非常に重要です。上記を参考に自分が握りやすい位置に調整してみてください。