GOOD YEARとタイヤのお話

言わずもがな名の知れている『GOOD YEAR』
現在は自動車レースの最高峰F1グランプリへの供給はしていませんが、
1964年から1998年までの33年間供給し368回の優勝を飾り、
その数は22年経った今もなおタイヤメーカーで1位を保持しているという。

そんなF1で培った技術を用いて開発された、ロードバイク用クリンチャータイヤの紹介!

 

GOOD YEAR EAGLE F1

サイズ:700×23c/25c/28c/32c
希望小売価格:¥7,000+TAX

23c~32cまでと幅広い対応幅があるので、
どんなロードバイクにも合わせる事が可能。

25cでの実測は207g、28cで230gと
従来のタイヤでは1サイズ小さい物と同等の重量ということになる。

乗ったファーストインプレッションとしてはやはり路面抵抗の少なさに限る。

ケーシングはしなやかな120TPI、
コンパウンドは比較的硬めなものを採用している。
硬めなコンパウンドとセンターを完全なスリックにする事とその軽量さにより、
驚異的な路面抵抗の低さを実現させている。

とてもサラサラとした転がりで
最初の方はもの凄い不思議な感じがした。
通常はコンパウンドが地面をキャッチして
前に転がって行くという感覚があったからだ。
S-WORKS TURBOやGP5000などいろいろなタイヤを乗ってきたが、
転がりの良さではクリンチャータイヤでブッチギリの1位だ。
コーナーでのグリップも、サイドパターンが変わっているおかげで
真っ直ぐ走っている時と打って変わってしっかりとグリップしてくれる。

コンパウンドが硬めなため、
7bar以上の高圧で乗ってしまうと乗り心地を損なってしまう。
実際に私が25cを7barで乗った感想は最悪だった、、、
乗る場合は7bar以下がおすすめだろう。
(リム内幅16.5mmに入れたためワイドリムだと改善するかも)
私は6barで乗っているが、転がりは良いままだ。

何といっても28cで230gという軽量さは、
太いタイヤに抵抗のあるライダーも
インストールしやすいのではないだろうか。
太いタイヤの方が転がり抵抗が減る。
細いタイヤは変形量が多くエネルギーロスが多い事に対し、
太いタイヤは変形量が少なくエネルギーロスも少ない。
太いタイヤのデメリットは空気抵抗と重量ぐらいと言えるだろう。

ただし、最近のワイドリム(幅29mmくらい)に付けるのであれば、空気抵抗はかなり軽減されるはず

ここでタイヤの乗り心地の話をします。
どういうタイヤが乗り心地がいいのか?
タイヤが素材が柔らかいから乗り心地がいい。
タイヤが素材が硬いから乗り心地がわるい。
ではなく素材の柔らかさと硬さのバランスが
高い次元でとれているタイヤが乗り心地に長けている。

つまり上記の、柔らかさはダンピング性能(へこむ)
硬さはリバウンド性能(もどる)を高次元で兼ね備えている事。

柔らかいだけのタイヤの場合
路面のギャップに突入しタイヤがダンピング(へこむ)
回転している為、次のギャップが来るまでに
リバウンドする(もどる)事ができずに次のギャップを迎えると、
ダンピングしていることによって、タイヤ内の空気圧が高い状態になり
次のダンピングができない状態なので、タイヤがギャップに弾かれ、
その衝撃がライダーに伝わり、結果乗り心地が悪いという事になる。

硬いだけのタイヤの場合は
そもそもダンピングしないのでギャップに突入すると弾かれます。
そりゃへこまなきゃ乗り心地が悪いですよね。

柔らかさと硬さを兼ね備えているタイヤの場合
路面のギャップに突入しタイヤがダンピング(へこむ)
回転している為、次のギャップが来るまでに
リバウンド(もどる)事ができ、ギャップを迎える
タイヤ形状が適正であることによって、タイヤ内の空気圧が正しい状態
つまりダンピングができる状態なので、タイヤがギャップに弾かれず
またダンピングができ、ライダーに衝撃が伝わらず走行ができる。
結果乗り心地が良いとなります。

あくまでサスペンションではなくタイヤなので、
その限度は限られていますが、、、

乗り心地がいいタイヤはタイヤ形状を常に正常に保てるため
常に接地面積も正常に保てるため、駆動ロスが少なく路面抵抗も少なくスムーズに走れます。

因みにもう主流になっているワイドリムは
タイヤ内のエアーボリューム(空気の入る量)を増やす事によって
タイヤのリバウンド性能を補助している。
タイヤの幅が広くなる事で
タイヤのダンピング性能を補助している。
ワイドリムが乗り心地がいいことが分かりますね。

ここでGOOD YEAR EAGLE F1の話に戻ります。
恐らくこのタイヤは通常のタイヤよりも
低圧またはワイドリムで乗る事をターゲットにしています。
低圧の状態でリバウンド性能に長けている硬めのコンパウンドや
その状態でも適正な形を保てるケーシング。
この事を踏まえると異常とまで言えるほどの路面抵抗の軽さは納得できる。
更には重量も軽量。

ここで気になると思うことが、耐久性。
1000キロ2000キロ走ったわけではないので、
摩耗に関しての耐久は未知数である
ただ、路面が悪く砂利が多い道を走ったが、
刺さり傷や切り傷などは皆無だった。
刺さり物などの耐パンク性に関してはピカイチだと言ってもいい。
SUPERSPORTでもここは一緒だ。
SUPERSPORTは25cで193gと超軽量なのに耐久性も兼ね備えている
ハイスペックタイヤという事になる。
SUPERSPORTの記事はこちら

今後GOOD YEARから
チューブレスタイヤがリリースされるので
そちらの方も期待ができるのではないだろうか。

今回のEAGEL F1で、28cを付けるきっかけになる
良いタイヤと書きながら再認識した。

スタッフが乗って来ていれば試乗も可能です、お気軽にお問い合わせください。

なべ

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