2014年07月06日
SHIMANO新型105、5800の主な特徴として言われるのが、「11速化」「クランクの4アーム化」です。主なところはすぐに調べられると思うので、実際に見てわかった少し細かいところに注目してみることにします。
フロントディレーラーのロゴが刻印されています。以前はシールでした。
4アームが取り上げられるクランク、実はチェーンリング裏側にかなり激しい肉抜き加工が施されています。リブにより強度を維持しながら、軽量化を狙ったものだと思います。
スプロケットはULTEGRAとの違いを見てみます。5800の表面はツルツル、ULTEGRAのほうはザラザラです。11-28Tの比較で、重量は276gと249gでした。
ULTEGRAのスプロケットの上3枚をどけると、カーボンが使われている部分があります。これが軽さにつながっています。
ブラケットはかなりスマートです。5700の周囲が14cm強に対し、5800は13cmしかありませんでした。手が小さい方でも握りやすくなっています。
付属のワイヤーですが、シフトワイヤーにはポリーマーコートされていますが、ブレーキワイヤーにはポリマーコートされていません。さらに軽い引きを求めるなら、ポリマーコートされているブレーキワイヤーを別途購入する必要があります。
ULTEGRAと比較して、重量で200g、合計金額で32,000円ほどの違いです。11速化に乗せ換えするとなると、ULTEGRAと105、どちらにするか迷いそうです。
松木
2014年07月02日
パンクした時、フレンチバルブに突き刺して押し込むことでエアとシーラントを同時に注入します。シーラントがチューブの穴を塞ぎ、エアで十分な空気圧が入り、20秒でパンク修理が完了するそうですが、実際は?
この泡の成分は“天然ゴムエマルジョン”。どうやら液体状のゴムを噴射と同時に泡状にし、チューブ内から穴を塞ぐようです。虫歯の際に白い詰め物をするのもシーラントと言うらしいです。
この商品、万能ではありません。大きすぎる穴の場合、塞ぎきれずにエアとシーラントが穴からものすごい勢いで飛び出します。スローパンクや、「シュー」と抜ける小さな穴の場合は修理可能ですが、大きな釘を踏んだり、爆発音を伴う大きな穴の場合は塞げません。
かなり使えるけども、予備のチューブと携帯ポンプは必須。それなら必要ないんじゃないの?となりますが、遅刻できない通勤などで安心感が違いますし、何人かで走りに行っている場合にも待たせなくて済みます。私はロードバイクに乗るときは必ず携帯します。
MARUNI「QUICK SHOT」 税込¥1,296
基本的に使い切りですが、アダプターK-610とCO2ボンベK-611があれば空気の充填ができます。
松木 721