死地へと挑むデスライド

8月11日、高野山、護摩壇(ごまだん)山に行きました。

デスライドは言葉通り ゛死ぬ”ほど苦しいライドです。肉体はもちろん、精神が鍛えられます。ちょうど山に修行へようなものです。

ルートラボ

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朝4時30分過ぎに家を出ます。真っ暗です。

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本日、今年の中で最も月が地球に近づきました。満月も重なり、2014年最大の満月、スーパームーンが見られました。

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集合地点の道の駅、愛彩ランドに7時到着。

さて、本日の最強すぎる軍隊編成を紹介します。左が横田司令官。様々なデスライドを企画・担当し、軍隊を編成、そして指揮を執ります。続いて中央は本田大佐。常に周りを気にかけ、献身的かつ熱い漢の走りで、皆から厚い人望があります。最後に右が利田特攻隊長。普段はシンガリで皆の様子を把握しつつ、ここぞという場面では先頭を爆走、勇ましく導いてくれます。ちなみに私は軍曹、ペーペーです。

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(頑張ってくるんじゃぞ!!)

激励ありがとうございます。

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まずは軽く鍋谷峠。とは言え、距離5900m、標高差430m、平均勾配7.3%の走り応え十分の峠です。利田さん、本田さん、私、横田さんの順。

ヒルクライマー利田さんが圧倒的に速い。それでも余力はまだまだありそう。途中まで無理してついていった私はここで大きく消耗しました。

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前日の台風の影響で山道には、枝や葉、瓦礫が散乱していました。途中、川のようになっているような場所もあり、十分気をつけて下ります。

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これは酷い……。前輪を取られたら確実にこけます。

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高野山入口にたどり着きました。ここから本格的な上りが始まります。山が得意な横田さん、利田さんと違い、私と本田さんはここまでの上りでかなり苦しみました。大杉隊長に状況をメールで報告します。

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高野山を上り切った所で、5人で記念撮影。左右お二人は、こちらにお住まいの金剛力士、阿行(あぎょう)さんと吽行(うんぎょう)さんです。筋肉隆々の体つき、趣味はボディビルでしょうかね。

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私もそうですが、本田さんもかなり辛そうです。

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利田さんはしんどそうな素振りを見せますが、走りにはまだまだキレがあり、余力十分といった感じ。

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横田さんは走るほどに速くなっていきます。鍋谷峠の走りは何だったのか…

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ファミリーマート高野山店で、 メインの前に一休み。高野山は観光客が多い風情ある街並みです。

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この先の護摩壇山の行程は20km以上。しばらく上り、その後アップダウン、最後に山頂まで一気に掛け上がります。雲行きと同じように私の体力もかなり怪しい。この先進んだら、二度と戻れなくなるかも…

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ひたすら上ること1時間半。12時30分、山頂に着きました。ここは標高1280m、和歌山でほぼ最高峰に位置します。真夏とは言え、肌寒い。霧がかった山々が眼下にそびえ、少し神秘的な雰囲気です。

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何の因果か再びここにやって来ました。というのも、ちょうど3年前、当時の仕事がうまくいかずに悩んでいた時期があったのですが、その時に遠出したくなって夜中から走り出し、到着した場所がここでした。心地よい苦しさ、爽快感、自然の癒し、ロードバイクは最高だなと感じたの覚えています。

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その時の写真です。ANCHORのRHM9RSに乗っていました。

話を戻しますが、ごまさんスカイタワーなるお店で昼食を摂ります。

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山登りと言えばやっぱりカレー。 ジビエカレーをいただきました。

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ここからの写真はほぼありません。つまり写真が撮れないほど追い詰められていたということ。あとは無心に漕ぐのみです。

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愛彩ランドに戻ってきました。ここで横田さんとはお別れです。残り45km、利田さんと本田さんに引っ張ってもらい、家を目指します。ここからの利田さんの40km/h越えの走り、驚異的でした。

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午後8時帰宅。最初の写真と同じに見えますが、こちらは夜です。

所要時間15時間30分、総走行距離270km、獲得標高≒富士山。

平地ではまったく引けず、なのに山で頑張りすぎて自滅。さらに迷惑をかけるという、不甲斐ない走りをしたことを、ここで3人にお詫びします。いつか走りで恩返しを!!

松木

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死地へと挑むデスライド」への2件のフィードバック

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