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2016.05.10
MOTO GPの技術を投入した最高傑作!! ミシュラン渾身のタイヤ”POWER”インプレ!!

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今、最も話題を集めるロードバイクタイヤ、MICHELIN ”POWER”!! 半年ほど前に”PRO4”のグレーアップ版”PRO4 V2”が発売されたばかりにも関わらずの新作・・・。しかも、”PRO5”ではないあたり、まったく別次元のタイヤであると言えます。POWERシリーズは用途に合わせて3種類。それぞれの特徴を見てみます。

COMPETITION(コンペティション)POWER-C
PRO4 SC(サービスクルス)比で、グリップ力は縦方向に10%、横方向には35%向上。新しく強化されたアラミド繊維により耐パンク性は+13%向上何より驚きなのが、Moto GPの技術を元にした”Race Compound”によって10wのパワーセーブが可能となる路面抵抗の低さ。30秒のスプリントで2.8m先に進むことができます。23cで195g、25cで215g。軽量です。

ENDURANCE(エンデュランス)POWER-E
PRO4 ENDURANCE比で、グリップ力が縦方向に10%、横方向には35%向上パワーセーブは8.6w。最強の盾”アラミドプロテックプラスベルト”により耐パンク性は+20%向上。また、特殊素材を配合した磨耗に強い”X-milesコンパウンド”を採用しています。200,000kmに及ぶテストでノーパンクという驚異的な強さを備えます。23cで220g、25cで230g。

ALL SEASON(オールシーズン)POWER-A
PRO4SC比で15%のグリップ力向上。特に、ウェット時にグリップ力を発揮するように設計されています。低温でも食いつきが低下しないよう配合された”GRIPコンパウンド”、特殊なトレッドパターンによって雨天時のグリップ力をもう一段引き上げています。また、転がり抵抗もPRO4 GRIP比で5W低くなります。ENDURANCEと同じ”アラミドプロテックプラスベルト”を採用し、突き刺しにも強いです。23cで235g、25cで270g。

■インプレッション
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”COMPETITION 25c”を試してみました。実測重量はカタログ値通り。25cと考えれば、かなりの軽さです。今まで使用していたシュワルベワンと比較して一本当たり20gも軽く、この差は加速や登りで大きなアドバンテージになるはずです。

実際走り始めると、公言通りに走りは軽く、”シャーー”っと路面を滑るように進んでいきます。今まで色んなタイヤを使ってきましたが、間違いなくトップクラスに速いタイヤです!!

走行感としては、しっかり路面をつかんでいる感覚があり、カーブで車体を倒し込むことができます。また、25cであれば振動吸収性も高く、多少の悪路も苦になりません。どんな路面でも走りに集中できる抜群の安心感があります。これは何より大きなメリットになります。

進化した耐パンクベルトは信頼できますし、300km近く走った状態で、小さな傷一つ付いてないあたり、パンク性能も申し分ないでしょう。摩耗性に関しても必要十分を備えていそうです。

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※ホイールにはめる際には、表面保護のコーティングにより粉まみれになるため、屋内での取り付けは御法度です。

タイヤは路面とライダーをつなぐもの。それゆえタイヤによって走りは大きく変わります。価格は一本当たり9000円ほどと決して安くはありませんが、今回のビバンダム君は相当レベルアップしている印象です。ワンランク上の走りを目指す方にオススメですね~。

松木

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